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加盟団体|ユーオスグループ

当社はIBMマーケットビジネスに携わるIT企業関連集団であるユーオスグループ(UOS)に加盟しています。

データセンターへの移管とクラウドの利用で、災害・停電時のリスク解消!ポイントは事業継続計画の策定でした。

●お客様の状況

2011年に起きた東日本大震災を教訓に、この機会にBCP対策を進めサービスが停止したり停滞しないように改善を図りたい。

●当社をご利用いただいた経緯

すでに継続的なコンサルティング契約中、新たな取り組みとしてBCP(事業継続計画)の検討をご提案。 全て本社内にIT機器が集中しており、災害時のリスクヘッジとして問題点や課題点、潜在的なリスクをご提案し検討に至る。

●お客様とのご相談

このお客様ではグループウェアを始めとした“情報系システム”はASPサービスや、Saasなどのオンデマンドサービスに移行しており、メールもホスティングサービスの利用によって、災害等による備えはここ数年の間に進めておりました。ですが、“基幹系システム“やファイルサーバなど移管が容易ではないサービスは本社のサーバールームが依然として、その居場所でした。
しかし、先の東日本大震災によってBCPの高まりがあり、事業を継続する上でシステムの停止は即リスクに成りえる事が分かったのは言うまでもありません。
ですが、全てを簡単にDC(データセンター)やクラウド環境に移行できるかというと、そうとも行きません。なにせ、今まで掛かっていなかった目に見える費用が増えるのですから・・・。

●ファーストステップ

まずは、ITが停止・ないしは利用できなくなったら?と想定してもらう事から始めました。これは、我々で用意したリスク管理マップに、縦軸にシステムやサービス、横軸に停止によるインパクト、復旧までに許容できる時間等々を並べ、4つに分類します。

A.絶対に停止してはまずいカテゴリー
B.停止はまずいが復旧時間が短ければ許容できるカテゴリー
C.ビジネス上のインパクトは低く、仮に停止しても数日の内に復旧できればよいカテゴリー
D.最悪、停止したままでも代替できる、ないしはカバーできるカテゴリー

約10数項目上がったIT関連の業務をA~Dに分類し、この結果をベースに事業継続・災害対策のプランをまとめます。

ITコンサルティング

対象業務やシステムが浮かび上がったので、各社のサービスの検討を開始します。
大手、中堅、それと現状のホスティングサービスと契約中の企業も含め複数社にご提案頂きます。
※弊社は残念ながらBCP対策のソリューションを持ち合わせておりませんので、専門の事業者様からご提案頂きます。
最終的に、お客様が優先される事項を元に1次選定で3社に絞り、最終的に1社とご契約しました。
例えば、このお客様では当初はクラウド(Iaas)で検討を開始しますが、ソフトのライセンス体系による料金の問題、データベースサーバの機器交換時期の問題などがあり、最終的には当初検討を進めていた計画からは大きく変わりました。
問題や課題が上がる度に計画を微修正、調整して一緒に検討を進めていきます。
我々から問題提起させて頂き、検討を開始してから約1年程度かかったかと思います。
最終的に、本社にあったサーバールームは完全になくなり、サーバ類はデータセンターへ移設されますが利用者様には、ほとんど変わらないサービスをご提供しております。

保守・運用

ITコンサルティングの最中、我々は主に現状の基盤調査、新たな移設先のDCの現調を行います。
加えてファイルサーバの容量不足も抱えていたことから、新たなファイルサーバのリプレースの御提案を検討し機器選定、バックアップ方法、復旧方法などを整理します。
お客様、弊社コンサルタントと調整し移管日のタイムスケジュールを作成、当日DC移管日を迎え、万全の体制で無事移管完了。
現在、全てのIT資産を外部にアウトソースし、保守・運用業務もサーバ関連はリモートから遠隔監視で定期確認、ユーザーサポート中心とした業務に切り替わっております。

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